今年の終戦の日…8月15日は、扶桑社の歴史教科書が
愛媛で採択が決定された日でもありましたが全国民が
戦没者に感謝と追悼を捧げる日です。
愛媛県本部理事で、民謡を通じ日本の心を伝えるために
活動している「四国民舞輪の会」を主宰する宮川和扇さ
んは数年前、足摺岬に新しい道場を建設されました。
そこに亡き戦友の御霊を慰めたいと、会員から協賛を
集められ慰霊碑を建立し、除幕式を8月15日に行いました。
足摺岬は豊後水道の入り口です。そこは大東亜戦争当時、
連合艦隊をはじめ多くの艦船が呉や徳山の港などと出入
りしました。そのため足摺岬沖では戦争中盤から終戦ま
で格好の攻撃目標とされ、多くの船が撃沈されました。
米軍機の本土攻撃のルートであり、更にアメリカの潜水
艦の攻撃も受けました。
また、多くの特攻機が沖縄海域に終結した敵艦隊撃滅の
ために、九州各地の基地から出撃してゆきました。
足摺岬の近くの宿毛市は海軍水上機による特攻の中継基地でした。
(香川の詫間から宿毛を経て出撃基地である鹿屋へ向
かいました)そして、この周辺では米軍と日本軍とが
激しい空中戦を繰り広げ、多くの若者が若い命を国の
ために散らして逝ったのです。松山にあった(今の松
山空港)海軍航空基地からも戦闘機「紫電改」が出撃し、
激しい空中戦を繰り広げました。今回、建立された慰霊碑
はそこを望むように建てられています。
除幕式では、日本会議本部が「英霊にこたえる会」と製
作した、靖国神社と東京裁判を映像化した迫真のドキュ
メントビデオ・『靖国のこころ』(カラー作品・45分)
を上映したいと希望され、当日上映に伺いました。上映
の冒頭、会主の宮川和扇さんは、慰霊碑建立の意義
や亡き英霊への想いを切々と話されました。ともすれば、
政治的議論の陰で見失われがちな国のために尊い命を捧
げて人々を偲ぶ心…それを映像で見た人の中には目頭を
押さえる方もありました。終了後、打越和子著『靖国の
こえに耳を澄ませて』を求める方が多くおられました。
各地で地域の慰霊祭が継承の危機に瀕しているとの話し
を時折聞くなか、新しい慰霊碑が建立される・・・それ
はその地域に慰霊の継承の場がひとつ生まれることであ
り、また国を守る日本の武の精神が顕彰・継承されるこ
とです。その意味で大変意義或る慰霊碑の建立と思いま
した。
(取材・文責―白石)
ビデオ『靖国のこころ』上映会の推進を!
日本会議愛媛県本部では、戦没者の真情を伝え、
新たな国立追悼施設への反対キャンペーンの一環として、
ビデオ『靖国のこころ』の上映を県下で推進しています。
会合や研修でぜひ上映会を開催して下さい。日時・場所・
責任者の氏名と住所をご連絡ください。事務局から出向
いて上映する出張上映やビデオ貸し出しによる上映など、
ご希望に応じます。
費用やビデオの内容など、詳細につきましては、
事務局までお気軽にお尋ねください。
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