打越 和子 [著] |
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若くして散っていった彼らの示した「生きるということ」 国立慰霊施設や総理の靖国神社参拝問題で、英霊顕彰のあり方が問われている今日、 戦没学徒一人ひとりの生き方を、靖国神社に納められている遺書と遺族への取材で、 丹念に描き出した鎮魂の書。戦後世代の30代の女性である筆者が、真摯に英霊、 大東亜戦争といったテーマに取り組み、その生き方や志を語り継ぐ。
(序文より)
主な内容
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『靖国のこえに耳を澄ませて』昭和39年に生まれた著者が、戦没学徒17人の生き方を、靖国神社に納められている遺 書と、遺族への取材で丹念に描き出した鎮魂の書である。 心に残るは敏子のことのみ。弱い心お笑ひ下さい。然し死を前にして敏子に対する気 持ちの深さを今更のように驚いています。人間の真心の尊さを思つて下さい」旗生良 景さんが特攻出撃前に家族あてに出した手紙の一節だ。 敏子さんは家族公認の恋人という。旗生さんの死後、敏子さんは別の男性と結婚する 決意をする。そのさい、墓前で旗生さんの許し得ようと、墓を探したが、ついに見つ からず、「やっぱり許してもらえなかった」と泣きながら帰ったという。 高校生、大学生にぜひ読ませたい一冊だ。
平成14年7月28日(日) 産経新聞書評欄より
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